ライブ & MP3orREALオンデマンド & ポッドキャスト
世界初の日本語科学情報 PODCAST 番組



科学コミュニケーター 中西貴之(メール
アシスタント BJ

ヴォイニッチの科学書は
あなたの心に科学の火を灯します。

トップページ番組コンセプトバックナンバー


ブログはじめました

本も書いてます





ネット上の書店で検索していただくか、お近くの書店カウンターでお問い合わせ下さい。くりらじ直営の「Amadion」でも販売しています。

 先週は 79,834 人の方に聴いていただきました。
 ありがとうございました。



 このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
 「ヴォイニッチの科学書」では毎週最新の科学情報をわかりやすく解説しています。番組コンセプトはこちらをご覧ください。>>クリック 

番組はいろいろな方法で聴くことができます。

□くりらじで聴く
 くりらじ(http://www.c-radio.net/)の「ヴォイニッチの科学書」をクリックしてください。ここからはすべての過去番組と先代の科学情報番組「ムートン」もお聴きいただけます。ファイルは Real と MP3 がお選びいただけます。

□ポッドキャストナビで聴く
 ポッドキャストのポータルサイト「PODCAST navi」からも配信しています。「くりらじ」のページをご覧下さい。>>ジャンプ 

□iTunes で聴く
 iTunes をお使いの方はウインドウ右上の検索窓に「くりらじ」と入力して検索してください。

■下関市立彦島図書館で「教科書が教えないホットな科学」講演会が開催されました (2006年7月22日)
■地元紙「山口新聞」で「最新科学おもしろ雑学帖」が紹介されました (2006年7月19日)
■iTunesミュージックストア Podcast部門で全 Podcast番組中第2位の聴取数となりました (2006年7月3日)
■ABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三です」特集コーナーで書籍が紹介されました (2006年6月16日)
■地元地方紙「宇部日報」で書籍が紹介されました (2006年6月8日付)
■「最新科学おもしろ雑学帖」が、Amazon.co.jp 売り上げランキング「本で 888位」になりました。(2006年4月9日付)
■翔泳社”ポッドキャスティング入門”でオススメ番組として紹介されました。
■ソフトバンクバブリッシングの雑誌「ねっため」2005年11月12月合併号でネットラジオおすすめ番組として紹介されました。
■JNN九州・沖縄・山口のブロックネットで放送されているドキュメンタリーテレビ番組「ムーブ2005」で紹介されました。>>紹介ページ
■ポッドキャストのポータルサイト「PODCAST navi」の科学カテゴリー BEST HITS 10 にランクイン継続中です。
■iTunes ミュージックストア PODCAST 科学ジャンルで Today's トップ Podcasts にランクイン継続中です。

[バックナンバー]

Chapter-118 次世代燃料 
Chapter-117 熱中症・脳は自分の身体に起きる時系列の変化を予測している 
Chaoter-116 局所銀河団・植物の体内時計 
Chapter-115 サイエンスニュースフラッシュ 
Chapter-114 ヒト ES細胞からドーパミン神経を 
Chapter-113 わたしたちはどこから来たのか 
Chapter-112 成層圏化学気候モデルを用いたオゾンホールの回復予測/アスペルガー症候群
Chapter-111 プリオンタンパク質に関する研究の最前線 
Chapter-110 夫婦仲とケガの治り・色覚進化のきっかけ 
Chapter-109 サイクリック宇宙論 
Chapter-108 躁鬱病モデル・軌道エレベータ 
Chapter-107 あかりときらり 
Chapter-106 ブラックホールは3種類
Chapter-105 水素社会の実現に向けて 
Chapter-104 冬眠のメカニズム 
Chapter-103 抗老化ホルモンとは? 
Chapter-102 今週の最新ニュース 
Chapter-101 今週の最新ニュース 
Chapter-100 「はやぶさ」最新情報とプルサーマルについて
Chapter-99 うなぎの一生について 
Chapter-98 H-IIA 9号機打ち上げ成功
Chapter-97 カーボンナノチューブの商業利用
Chapter-96 天の川銀河の構造に関する新発見
Chapter-95 バイオマス発電
Chapter-94 陸域観測技術衛星「だいち」
Chapter-93 自然科学の話題を3題
Chapter-92 「はやぶさ」「LHC加速器」最新情報
Chapter-91 脳のにおい識別エビデンスを解明
Chapter-90 平成17年版 科学技術白書を読み解く 
Chapter-89 サイエンスニュースフラッシュ 2005年12月
Chapter-88 惑星探査機が謎の減速 
Chapter-87 サイエンスニュースフラッシュ 2005年11月 
Chapter-86 学ぶほど頭の良くなる仕組みがわかった 
Chapter-85 免疫に関する新発見
Chapter-84 第2次ロボットブーム
Chapter-83 サイエンスニュースフラッシュ 2005年10月
Chapter-82 2005年ノーベル化学賞
Chapter-81 2005年 ノーベル医学生理学賞
Chapter-80 ロボットスーツ HAL
Chapter-79 アスベスト被害はどのようなものか
Chapter-78 FASTECH360 のテクノロジー 
Chapter-77 人類の進化について  
Chapter-76 テザー衛星でスペースデブリを掃除する 
Chapter-75 ホエール・フォールの不思議な生態系 
Chapter-74 アクチビンによる発生分化 
Chapter-73 シリーズ人工衛星「スロッシュサット・フリーボ」 
Chapter-72 太陽系誕生の謎に迫れ・ディープインパクト
Chapter-71 オゾン層の現状
Chapter-70 刺さないミツバチの完成 



>> 「Mowton(放送終了)」はこちら

[この番組の担当は・・・]

ナビゲーター 中西貴之 obio@c-radio.net
 1965年生まれ
 応用微生物学専攻
 現在化学メーカーの研究所勤務
 所属学会 日本質量分析学会 他
 日本科学技術ジャーナリスト会議会員

ナビゲーター BJ
 インターネット放送局くりらじ局長

Chapter-119
広い宇宙に地球人しか見あたらない50の理由の中の10の理由
2006年7月22日 (前回の放送次回の放送

 今週は「広い宇宙に地球人しか見あたらない50の理由の中の10の理由」と題して本を紹介したいと思います。

 今週紹介する本は青土社刊、「広い宇宙に地球人しか見あたらない50理由」原作者はスティーヴン・ウェッブ、日本語訳は松浦俊輔さんです。

出版社のサイト 
Amazonで購入 

 ノーベル賞物理学者のエンリコ・フェルミは世界最初の原子炉を完成させ、原子核分裂の連鎖反応の制御に史上初めて成功した科学者で、自然に存在する元素に中性子を照射することによって、40種類以上の人工放射性同位元素を生成させることに成功し、1938年にノーベル物理学賞を受賞しました。
 ある日「もし恒星間航行を可能とする宇宙人がいるなら、なぜこの地球にやって来ないのか?」と、お昼ごはんを仲間の物理学者と食べながらふと考えたとされています。フェルミが異星人はいると考えていたのか、いないと考えていたのかは記録には残っていないようですが、おそらくフェルミは高度な文明を持つ異星人はいると信じており、それならばなぜ地球に彼らが来ていないのか思索を巡らせていたのではないかと思われます。

 この本の問題提起はフェルミによってなされましたが、本の内容は著者があるケースでは科学的、あるいはSFチックに様々な説をピックアップしてまとめたものです。本の内容のすべてが科学的に成立する説ばかりではありませんが、一つの問題に対して、こんなに様々なアプローチの方法があるのか、ということを感じることも重要かと思います。

50の理由の中の10の理由

・私たちが野生動物を保護区で自然状態において守っているように、超高度な宇宙文明があって地球はその自然保護区に指定されている。私たちは宇宙の中の自然保護区で守られている貴重な動物だ。

・星と星の間はあまりに遠いので、どんなに文明が発展しても恒星間旅行はできない。技術的には可能になっている文明があったとしても実際には行わない。

・宇宙に高度な文明はたくさんあるが、みんな SETI@home に熱心で受信するばかりで、誰も電波を発信していない。

・空がいつも曇っている、あるいは夜がない、など、特殊な事情により宇宙という概念がない。

・地球の文明は宇宙で最も早く芽生えた文明だ。その他の文明は今後生まれてくる可能性はあるが、今はひとりぼっちだ。

・地球のように何億年もの間温暖な気候を保ち、生命が進化する時間の余裕を与えられた惑星は他にない。

・地球は木星の引力によって小惑星の衝突から守られているが、これは宇宙の中でも非常に幸運なことで、他の惑星は小惑星の衝突が頻繁で文明が発達する時間がない。

・地球にはプレートテクトニクスがある。これによって磁場ができて有害な太陽風から地球は守られているが、プレートテクトニクスは宇宙でも珍しいものなので、他の星では主星から有害なエネルギーが降り注ぐため生命が生まれない。

・惑星の環境がどうであれ、生命の誕生そのものが滅多に起きない現象だ。

・超すごい宇宙文明があって、哲学や芸術は著しく発展していたとしても、科学が発展するとは限らない。

最新科学おもしろ雑学帖で今回の番組関連する話題は]
 30番 宇宙での知性を持った生物探査
 35番 地球に生命が誕生したしくみ
 38番 火星大気のメタンは生物存在の証?
 47番 太陽系外惑星系で地球方惑星の発見

[エンディング・他局の科学番組放送予定]

ディスカバリーチャンネル
 フューチャー・イズ・ワイルド>> 放送日程
 鳥インフルエンザスペシャル>> 放送日程 
 脳の解明>> 放送日程 
 肥満の解明>> 放送日程 
 眠りの解明>> 放送日程 

サイエンスゼロ (NHK教育 毎週土曜日 19:00〜)
 7/29 恐竜最新研究(2)羽毛恐竜との戦い

地球ドラマチィック (NHK教育 毎週水曜日 19:00〜)
 7/26 脳の力〜記憶力の天才たち〜

素敵な宇宙船地球号 (テレビ朝日系 毎週日曜日 23:00〜)
 
サイエンスチャンネル (SkyPerfecTV 765ch)
 偉人たちの夢  

□パソコンテレビGyaO カテゴリ:ドキュメンタリー


↓こちらもご利用下さい↓