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科学コミュニケーター 中西貴之(メール
アシスタント BJ

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 先週は
  総聴取数 70,145 名様 (バックナンバー含む)
  内、RSS. iTunes からのアクセス 51,121 名様

 先週も大勢の方に聴いていただきました。
 ありがとうございました。



 このページはインターネット放送局くりらじが毎週放送している科学情報ネットラジオ番組「ヴォイニッチの科学書」の公式サイトです。放送内容の要旨や補足事項、訂正事項などを掲載しています。
 「ヴォイニッチの科学書」では毎週最新の科学情報をわかりやすく解説しています。番組コンセプトはこちらをご覧ください。>>クリック 

番組はいろいろな方法で聴くことができます。

□くりらじで聴く
 くりらじ(http://www.c-radio.net/)の「ヴォイニッチの科学書」をクリックしてください。ファイルは Real と MP3 がお選びいただけます。

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■アストロアーツ社刊「星ナビ」2007年2月号で紹介されました(2007年1月)
■「最新科学おもしろ雑学帖」が愛媛県の新居浜工業高等専門学校で読書感想文コンクールの課題図書に選ばれました (2006年9月)
ポッドキャストアワード2006 で第一次審査を通過しました。
■下関市立彦島図書館で「教科書が教えないホットな科学」講演会が開催されました (2006年7月22日)
■地元紙「山口新聞」で「最新科学おもしろ雑学帖」が紹介されました (2006年7月19日)
■iTunesミュージックストア Podcast部門で全 Podcast番組中第2位の聴取数となりました (2006年7月3日)
■ABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三です」特集コーナーで書籍が紹介されました (2006年6月16日)
■地元地方紙「宇部日報」で書籍が紹介されました (2006年6月8日付)
■「最新科学おもしろ雑学帖」が、Amazon.co.jp 売り上げランキング「本で 888位」になりました。(2006年4月9日付)
■翔泳社”ポッドキャスティング入門”でオススメ番組として紹介されました。
■ソフトバンクバブリッシングの雑誌「ねっため」2005年11月12月合併号でネットラジオおすすめ番組として紹介されました。
■JNN九州・沖縄・山口のブロックネットで放送されているドキュメンタリーテレビ番組「ムーブ2005」で紹介されました。>>紹介ページ
■ポッドキャストのポータルサイト「PODCAST navi」の科学カテゴリー BEST HITS 10 にランクイン継続中です。
■iTunes ミュージックストア PODCAST 科学ジャンルで Today's トップ Podcasts にランクイン継続中です。

[バックナンバー]
   
Chapter-143 宇宙の暗黒物質の空間分布を初めて測定
Chapter-142 銀河の中心にある巨大ブラックホールの正体
Chapter-141 生命体の細胞内部の構造を保つ新たな仕組みを発見
Chapter-140 サイエンスニュースフラッシュ 2006年12月 
Chapter-139 「ひので」搭載可視光・磁場望遠鏡の初期成果
Chapter-138 サイエンスニュースフラッシュ 2006年11月 
Chapter-137 宇宙日傘 
Chapter-136 ヴォイニッチの科学書流「クマムシ!?」 
Chapter-135 サイエンスニュースフラッシュ 
Chapter-134 DNAの分解異常による関節リウマチ発症 
Chapter-133 脳の機能・太陽系外惑星 
Chapter-132 ノーベル物理学賞 
Chapter-131 サイエンスニュースフラッシュ 
Chapter-130 RNAi 
Chapter-129 遺伝子組み換え低アレルギーネコ・コルクでできたような巨大惑星 
Chapter-128 飲酒が身体に与える影響 
Chapter-127 冥王星 
Chapter-126 サイエンスニュースフラッシュ 
Chapter-125 科学技術振興機構(JST)が腹時計を発見 
Chapter-124 次世代超音速機技術の研究開発 
Chapter-123 災害現場で日本製ロボットが活躍する姿を早くみたい!! 
Chapter-122 アルツハイマー病に挑む 
Chapter-121 織り姫はぐりんぐりん 
Chapter-120 サイエンスニュースフラッシュ 
Chapter-119 広い宇宙に地球人しか見あたらない50の理由の中の10の理由 
Chapter-118 次世代燃料 
Chapter-117 熱中症・脳は自分の身体に起きる時系列の変化を予測している 
Chaoter-116 局所銀河団・植物の体内時計 


>> 「Mowton(放送終了)」はこちら

[この番組の担当は・・・]

ナビゲーター 中西貴之 obio@c-radio.net
 1965年生まれ
 応用微生物学専攻
 現在化学メーカーの研究所勤務
 所属学会 日本質量分析学会 他
 日本科学技術ジャーナリスト会議会員

ナビゲーター BJ
 インターネット放送局くりらじ局長

Chapter-144 乳児の言語獲得に新たな学説

今回の放送を聴く

2007年1月20日 (前回の放送次回の放送

 病気や事故で生じた脳の部分的な損傷とその結果患者に生じる現象とを結びつけることによって、脳のどの部分がどのような機能を持っているのかを調べる研究がこれまで行われてきました。その結果、言語に関連しては脳の損傷を受けた部位の違いによって、意識は正常なのに言葉を流暢に話せない、字を上手に書けない、といった障害が生じたり、ウェルニッケ失語と呼ばれる状態では流暢に言葉を話すことができるものの、なぜか同じ言葉の復唱ができなかったり、文字による言語の理解ができなくなったりします。

 1980年代後半以降、fMRIと呼ばれる診断装置が開発され、生きているヒトの脳の活動を外部から観察することが可能になり、さまざまなかだいに取り組むボランティアの脳の活動を視覚化できるようになりました。この方法を用いて、フランスオルセー国立保険医学研究所の研究チームは生後3ヶ月の乳児の脳も、短い文章を繰り返し聞かせることによって、乳児はそれを一種の記号として認識できるとの研究結果を発表しました。

 脳のブローカ野と名付けられた領域は文法処理に関わっていると考えられています。今回の研究では、健康な三ヶ月齢の乳児に母親が2秒程度の短い文章を話しかけ、その間のfMRI分析を行いました。その結果、乳児期の言語習得の最も初期における発声をする段階以前からブローカ野は活動していることがわかりました。乳児の初期の発声には文法は存在していないと考えられますので、乳児におけるブローカ野の活動は、文法を学習した結果それを活用するために活動しているのではないと考えられます。すなわち、外部からの音声の情報にこの領域が反応することによって将来の文法を備えた会話に必要な複雑な学習をしている可能性が示唆されました。

 また、別の実験とあわせ三ヶ月齢児の脳は言語に関する津にような能力をすでに獲得していることが示唆されています。
・環境の中から母親の音を判断して認知する
・聞こえてきた言語を文章などの方に当てはめて標準化する
・イントネーションや抑揚の認識と学習、言葉の中の音節数の変化や語順の変化を検知する
・言語とその他の情報の入力を関連づけて記憶する


[他局の科学番組]

ディスカバリーチャンネル
サイエンスチャンネル (SkyPerfecTV 765ch)
サイエンスゼロ (NHK教育 毎週土曜日 19:00〜)
地球ドラマチィック (NHK教育 毎週水曜日 19:00〜)
素敵な宇宙船地球号 (テレビ朝日系 毎週日曜日 23:00〜)
 



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